木工作61


    棚板の制作
友人Sさんよりの依頼品。

直角三角形と長方形の棚板が欲しいとのこと・・・三角形の方は一辺が890ミリという大きさのため、市販の集成材では対応できず、1*4材のビスケット接合で作ることに。
先ずはその下準備として、CADで写真のような図面を書き、1枚1枚の寸法を割り出しておきました。
あとは図面通りに1*4材をカットして、ビスケットで接着・・・このまま一晩放置。

長方形のものは、450ミリ×880ミリとのことでしたが、多少寸法が違ってもかまわないと言うことなので、同じく1*4材の5枚合わせで、445ミリの寸法で作りました。
接着できたので、ご覧のようにカットしました。
長方形のものは、丸ノコガイドを使えば簡単なのですが、三角形の方は、ベニヤの直角を利用して所用寸法に墨付けし、自作の直線カット治具を使ってカット。
形が出来上がったら、コーナー部をトリマーで飾り面取りをし、サンダーで磨いて、最後にいつものクリヤーラッカーで仕上げました。
こちらは三角形の棚板。

一応直角になっていますが、部屋のコーナー部にあうかどうか

 
  玄翁の制作 
大工さんをしていた伯父さんが亡くなられたため、火葬の際に一緒に入れられるようにと、木製の玄翁を作ってあげることにしました。
頭部分は在庫のブビンガ(だったと思います)、柄の部分は24ミリの丸棒を使用。
頭部分は、バンドソーで大体の大きさにカットしてから、鉋で地道に削っていきました。
柄の部分も、ほとんど鑿と鉋で手作業で施工。
柄と頭の接合は、本物と同じように頭に角穴を開け、柄を叩き込んで、竹で作った楔で締めてあります。
サンドペーパーで形を整え、仕上げにクリヤーラッカーを塗装。
見本とした玄翁と比べても良い感じだと思いませんか?
何せ全て木製ですから、重さこそ有りませんが、見た目はバッチリ。
もう一枚ツーショットで。
更に、少し配置を換えて。
写真を取り忘れましたが、この他に黒檀で釘締めも一緒に作り、先日持参したところ、大変喜んでいただけまして・・・伯父さんも喜んでくれたと思います。

良い感じだから、自分用にも作っておこうかな・・・なんて言ってたら、家内に変な顔をされまして・・・。


  仏器作り 
4月18/19の土日

上の玄翁に続いて伯父さんのため、仏器を作りました。
以前実家用に作った経験がありましたので、そのままの形で・・・。
材料は、ウッドデッキ用として売られていたアマゾンジャラの角材・・・旋盤加工は久しぶりなので、思ったより時間がかかりましたが、何とかご覧のように。
仕上げ塗装は、工芸漆のネオクリヤー
3回ほどとそうしていますが、あと2−3回塗り重ねが必要なようです。
中ぐりもこんな感じで綺麗に出来ました。

この後日曜日は、ブドウの剪定、芝や家庭菜園の手入れをして終わってしまいました。

しかし次週以降は大忙しです・・・友人宅のリビングボードに太鼓桶が10ヶ、更に太鼓台を13ヶ頼まれています。

   
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