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そば屋の女将さんからの追加注文で、店の外にランチメニューなどを掲示するスタンドがほしいとのオーダーが。
希望の形をスケッチしてFAXで送ってもらい、2/11の建国記念日に制作開始。
メインの材料は、先日田舎からもらったご覧の欅板。
先ずは、欅板の耳部分の面取り・・・反り鉋を持ってませんので、ご覧の突き鑿で、削っていきます。
この突き鑿・・・研ぎを一生懸命やったお陰があって、切れ味鋭く、とても重宝しています。 |
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お次に、木目がはっきり出るように板面に薄めたオイルステインを塗り、すぐにウエスで拭き取り・・・これで木目部分のみ色が付いてはっきりします。
ついでに、耳の部分も濃いめに色を付けてアクセントを付けます。 |
ロールオーバーします
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板面の下準備が出来ましたので、台座の制作にかかります。
使用したのは、杉の70ミリ角材。
角材の表面に板の形をトレースして、フォスナービットで荒削りをし、鑿で仕上げました。
この彫り込み部分に欅板の下端をはめ込んで固定する予定。
ロールオーバーで彫り込みが終わった様子がご覧いただけます。 |
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彫り込みが終わった角材は、手押しカンナを使用して、写真のように角度を付け、板面が斜めになるように加工します・・・彫り込みを行う前に傾斜を付けてしまうと、斜めに彫り込みを入れる必要があるので、大変ですよ。
今回は、設置部分の床面の傾斜も考慮して、約15度の角度としました。 |
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パーツが出来たので組み立て。
先ずは、台座の角材に足となる2*4材を相欠きで固定し、彫り込み部に板の下端を叩き込んで、最後に現場あわせで支えを取り付けていきました。
支えの2*4が未塗装ですが、固定後塗装しておきました・・・台座部分の塗装は、墨汁を使用しています。
大きさは、高さが1250ミリ、台座部分の幅が400ミリ、足部分の奥行きは400ミリ・・・欅板の30ミリ厚を使用しているため、重量は約15キロと重いです。 |
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台座部分のアップ。
板との隙間も目立たず、上手く行ったと思いませんか?
この後メニュー取り付け用の板を加工していたのですが、辺りも暗くなり、時間切れと言うことで、今週末につづきをやりたいと思います。
基本の形はほぼ完成ですが、この前面に大きな板を張り付けることになりますので、完成後はまったく違った感じになってしまうと思いますが・・・。 |
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2月15・16の週末
前回の続きで、先ずは板接ぎから。
杉の野地板をサンダーで磨き、予め墨汁で色つけしてから、テーブルソーで雇いザネとする2.5ミリのベニヤをはめ込む溝を掘り、ケビキでカットしたベニヤをはめ込んで、ボンド接着。 |
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ボンドが乾く間に、枠材の作成。
在庫品の30ミリ厚の集成材をバンドソーでカットし、自動カンナで厚みを整え、トリマーテーブルで、板をはめ込むための溝を掘りました。 |
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接着できた板と上記の枠材をコーススレッドで固定し、外周をトリマーで丸面に面取りして、表示板の出来上がり・・・昼と夜のメニューが違うとのことで、裏表両面使用できるように仕上げています。
昼の営業が終わったら、この表示板を裏返して、夜のメニューに・・・と言う具合で。 |
ロールオーバーします
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お次に、本体に表示板を取り付けるための枠を取り付けます。
2*4材を約30ミリに製材し、本体にコーススレッドで固定・・・その表面に、同じく2*4材より切り出した薄板をボンド+隠し釘で固定し、L型に仕上げました。
また、表示板は、横からスライドしてはめ込む形のため、下の枠材には、ロールオーバーのように敷居滑りを貼り付け。 |
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足部の下面には、滑り止めと水濡れ防止を兼ねて、3ミリ厚のゴム板をタッカーで張り付け。 |
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出来上がった本体に表示板を取り付けて完成状態。
なかなか良い感じですね・・・洋食屋さんに似合いそう。
春一番が収まってきた頃にこのままで耐久テストをしましたが、重みがあるお陰で、倒れるようなことはありませんでした。 |
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最後に、出し入れの際の持ち運びが便利なように、本体裏側に取っ手を1つ取り付けて、完成です。 |
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早々、弟のそば屋に配達してきました。
床面の傾斜にもバッチリですね。
配達ついでに、高所恐怖症という弟夫婦の代わりに、電工看板の古い店名のカッティングシート剥がしを1時間半ほどかけて手伝ったのですが、通り掛かる人のうち、90%以上は見上げていました・・・ついにこのそば屋も・・・と思っていたのか、ただ単に変なおじさんと思っていたのかは知りませんが。
これで終わりかと思ったら、今度は「営業中」の表示板がほしいとか。 |